ざしわらの家

日々思ったことを書き連ねる雑記ブログ。元ニート。

「体育科」だけを募集中止にしようとする橋本さんの頭の中 ~体罰問題からスポーツを考える②~

こんばんは。nobitaです。

前回は体罰問題から、社会がスポーツを見る目について考えてみました。ついでなので、今日は桜宮高校体育科の募集を中止しようとした件について考えてみます。

 

橋本さんが言うことを大雑把にまとめると、「学校の体質を改善するためには、新しい生徒を迎え入れるより先にやることがあり、だから当面は入試を見送るべきだ」という考えだと思うんですが、「学校の体質を改善して健全な学校を築く!」という目的は妥当だとしても、その手段として「体育科の入試を中止する」というのが果たして適当かどうか。nobitaは、中止するなら全学科じゃないとおかしいじゃん、と思うのですが、どうでしょう(ちなみに、個人的には入試を中止したからといって問題が解決するとは思えません)。

 

まあ、募集中止の是非云々については、他の人が沢山語ってくれるでしょうから、nobitaは語りません。今日語りたいのは、世の中では「体育」についてそういったイメージがあるという事実についてです。

というか、冷静に考えれば、「なぜ体育科だけ?」と考えるのが当然な気がします。しかし、世の中でそんな話はあまり出てこない。桜宮高校で部活動に携わっているのが体育科の学生と体育科の教員だけというなら、まだ話は分かりますが、普通は学科に関係なく部活に入ってる場合が多いですよね。なぜいきなり体育科が標的にされたのでしょう。

前回は、世間は体育・スポーツに求めるものが多すぎる、という話をしました。その一方で、体育・スポーツには悪いイメージも付きまとっています。大学なんかを歩いてみればわかるんですが、いわゆる体育会系の学生っていうのは、学内をスウェットで、我が物顔で歩いてたりします。高校でも似たようなものかもしれません。体育系の生徒はエネルギーが有り余っていて、目を離すと悪さをしようとする。調子に乗ると部室でタバコなんか吸ってやがる!とか。ドラマや映画なんか見ててもそうですよね。悪さをしたりするのは坊主頭の悪そうな運動部の子が多い。文化部にだってそういう子は居てもおかしくないはずですが、そんなシーンは見たことない。

nobitaは体育学部出身です。今まで、体育出身ということで、好奇の目で見られたり、偏見を受けたりしてきました。「体育学部って勉強してるの?」なんていうのは、失礼の極みです。

桜宮高校の体育科の内情がどうであったのか、正直よく知りません。彼らは本当に、世間的にいうダメ高校生だったのか、脳みそまで筋肉(これもものすごい侮辱ですよね。)だったのか、諸悪の根源は体育科にあったのか、、、、、、。

 

環境は人間をつくります。その環境というものは、周囲の視線や、社会的認識の在り方も含みます。体育系はこんなもんだ、ダメに決まってる、、、、、、そんな見方をされていると、それに染まってしまう人も出てくるでしょう。こうして悪循環が始まります。

今回の件から、橋本さんの体育・スポーツについての偏見が垣間見えた気がします。皆さんは、世の中の体育・スポーツはどうあるべきだと思いますか?体育・スポーツについて偏見を持っていませんか?