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ざしわらの家

日々思ったことを書き連ねる雑記ブログ。元ニート。

一流になるには10000時間必要→陸上競技に当てはめて計算してみた

体育・スポーツ 陸上競技

こんにちは。

先日、一つのことを他人がまねできないレベルで身につけるには、1万時間が必要という記事を読みました。まあしかし、1万時間って膨大な時間ですよね。

 

スポーツの世界では、記録や勝敗が最も重視される基準です。競技スポーツとなると、勝つことを目標として、日々選手たちが鎬を削っています。

しかし、勝つひとがいれば負ける人が生まれるのも必然です。そして1万時間やった(練習した)ところで勝てる保証は全くありません。というか、1人を除いてはみんな負けちゃうわけです。

その一方で、勝敗には直接関係ないかもしれませんが、陸上競技にも技術というものがあります。それを他人がまねできないくらい高度なレベルまで引き上げるには、やはり1万時間必要なのでしょうか?

 

そんなことを疑問に思ったので、一般的な人が中学、高校、大学、社会人と競技を続ける場合、どれくらいの時間を費やしているのか、簡単に、ざっくりと計算してみることにしました。

 

まず、中学生。

中学生の場合、部活動での練習を想定します。週に1回の休み、そしてお盆休みやら正月休み、試合前の調整など諸々を考えて、トータルで週に2回は練習していないことと仮定します。一日の練習時間を3時間と仮定しますと、1年間で、

  365×5/7=260(日)

  260×3=782(時間)

これを3年間継続すると(中体連終了後も練習継続している仮定になりますが)

  782×3=2346(時間)

僕の勝手な仮定に基づいて練習させられた中学生は、トータルで2346時間の練習を行っているわけです。

 

これと同じ過程で高校に当てはめますと、同値である2346時間となるわけです。

これより、中学高校と6年間、みっちり練習した場合には、4692時間の練習がなされているわけです。

まだ1万時間の半分もいってないですね。

 

大学では、週に2回のレスト、色々な理由で2割くらいは調整やその他の用事に充てている人が多いような気がしますので、そういう仮定のもとに計算してみます。ただし、一回の練習時間は中学高校より多めの4時間とします。よって、

  365×5/7×0.8=208(日)

  208×4=832(時間)

これを4年間続けると、

  832×4=3328(時間)

大学生の4年間の練習時間の合計は、3328時間ということになりました。

このことから、中学から大学まで、受験とか卒論そっちのけ(?)で練習を続けた場合の合計は、

  4692+3328=8020(時間)

大学まで頑張って、ようやく8020時間です。

 

ここから少し場合分け。

大学院修士課程でも学部生時代と同様の練習をしたとすると、

  3328÷2=1664(時間)

大学までと合計すると、

  8020+1664=9684(時間)

あちゃー、まだ微妙に足りないや。しかも大学院で学部時代と同様の練習できる人って一部のトップ選手を除いたらなかなかいないよね……。そんなわけで、大学院まで競技を頑張り続けた人の場合、合計9684時間練習してきたことになります。

 

ちなみに大学院に進学せずに就職した人が、週2回、一回3時間の練習をしたと仮定すると、

  365×2/7=104(日)

  104×3=312(時間)

一年に練習できるので、7年くらい続けると、1万時間を超えることになりますね。

その時の年齢は……29歳!?結構な歳ですな。

  

もちろん、これらは僕がテキトーな仮定を立てて無理やり計算したものですので、もっと練習している人もいれば、受験期は練習しないという人もいたことでしょう。だからあくまでも目安です。

しかし、結構頑張り系でやっても、24~25歳くらいになるまで1万時間には到達できないということが分かりました。かなりの時間が必要ですね。

 

もし、他人がまねできないくらいの技術を身に着けるのに、本当に1万時間が必要であるとしたら、一般的な大学生は全然到達できないことになります。

 

僕の周りにいた人の多くは、大学卒業と同時に競技を辞め、新たな道に進んでいます。技術的に優れているからといって勝てる訳ではない世界ですから、その選択もある意味合理的と言えます。

 

他方、もしも25歳程度までぶれずに競技を続けることができれば、他の人がまねできないほどの卓越した技術を自分のものにすることができる可能性があります。そして、それは多くの人が引退している関係で、大変貴重なものとなります。

 

卓越した技術は、粘り強く頑張り続けた人しか手に入れられないのですね。逆に言えば、勝てなくても頑張り続けることで、優れた技術を体感し、他人の見れない世界を見ることが出来るのかも知れません。

 

※ちなみに、跳躍競技でトップ選手がピークを迎えるのは、27~30歳くらいだったと記憶しています。また、投擲競技だとさらに年齢が上で、33~35歳くらいだったような。スプリント種目と比べて技術性が高いと言われるこれらの競技では、技術習得の関係から選手としてのピークを迎える年齢が遅くなる傾向にあるようです。