僕はアホかもしれないけど、自分の強みを活かしたい!!
ちきりんさんの「自分の強みを活かすというアホらしい発想」を読みました。
いつものことですが、おちゃらけつつ鋭い分析をなさっていて、すごいなぁと思いました。
まあそうは言っても、ただただ感嘆しているだけでは頭が悪いままなので、ちきりんさんのご意見を踏まえつつ、「本当にそうだろうか?」と自分の頭で考えてみます。
ここは、「アホだなー」と言われても仕方ないと割り切って、未熟者なりの考えをのたまうつもりです。
ちきりんさんのエントリでは、強みを活かすという発想を供給者目線である点で致命的とおっしゃっています。今の時代、どんだけすごいものでも、消費者に求められていないものは売れないよ、ということでしょう。
てことは、消費者に求められていればよいわけです。そしたらノープロブレム。
確かに、自分の強みを活かすことそれ自体を目的として、何か行動を起こしても、上手くいくとは限りません。ちきりんさんがおっしゃる通り、そんなの誰も欲してないから。
でも、市場で求められていることをリサーチして、その中に自分の強みが活かせるものがあれば、どんどん活かしていけばよいと思うのです。自分の強みが市場から求められている状態、つまりニーズのある状態であれば、それこそ鬼に金棒じゃない?と思うんですが、いかがでしょう。
それに、自分の強みでない部分で、どれだけ勝負できるでしょうか?
世の中には既に、いろんな質の高いサービスを提供している会社やNPO、個人なんかがたくさんいます。よっぽどニッチな市場を見つけるとか、ありそうでなかった新しいサービスを作り出すことができれば、最初から強みがなくても何とかなるかもしれない。とりあえず始めてみて、走りながら強みにしていけば何とかなりそう。
でも、それ以外の競合他社みたいなのがいっぱいある中で、自分の強みでもないものが勝ち抜けるでしょうか?多分僕には無理です。
ヘタレなので。テヘ。
てか、「強みでない」もので、しかも「ニーズがあって」「儲かりそう」なものを見つけられる人には、多分嗅覚が鋭いという才能があるわけで、これはまさにその人の強みでもあるのでは?とか思うわけですよ。
そう考えるとやはり、自分の強みというのは無視すべきではないと思ってしまうのです。
おそらく大切なことは、独りよがりになってはいけないということなんだと思います。
「自分が自分が!!」的な発想では、誰からも相手にされないとうのはよく分かります。だから、「自分の強み」みたいなものに縛られて、相手(市場とか)を無視していては、上手くいきっこないよー、ということ。独りよがりにならず、ニーズを踏まえて強みを活かすことは、むしろ必要なことです。そうに違いない!
と偉そうに断定してみる……。
まあ僕程度の人間が思いつくことをちきりんさんが考えていない訳がないので、いろいろ自分の頭で考えてみなよ!ってあおってくださったのだと思いますが……違ってたらどうしよう。
やっぱ僕がアホなだけかなぁ。