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ざしわらの家

日々思ったことを書き連ねる雑記ブログ。元ニート。

問題点の指摘だけでは、コーチングとは呼べません!

就職活動 体育・スポーツ その他

就職活動の話、コーチングの話、問題点の指摘とか、そんな話です。

 

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 ※関係ないけど、先日行われた関東インカレの会場だった日産スタジアム。

 

以前、面接の指導とやらを受けたことがあって、その時に驚いたことがあります。

それは、「指導する側の質」が、お世辞にも良いとは言えないこと。僕が言う指導する側の質」を言いかえると、専門性に裏打ちされていないということになります。

僕は面接指導なんて、本当に凄いプロ(高い専門性を有している人)の方がやるものだと思っていたので、そうではないという事実に、びっくり仰天。

 

 

このときの指導について、例を挙げて説明します。

例えば、面接になると緊張し、早口になってしまう学生に対して、「あなたは早口だから、そこを直しなさい。」と指導します。当然、学生の側は困ってしまいます。

たいていの学生は、自分が早口になっていることくらいは認識していて、それでもどうしたら治るのかが分からないという状況にあるからです。直し方が分からないものを直せと言われても、どうしようもなくおろおろするばかりです。

 

そこで学生は、「どうしたら早口が直りますか?」と質問します。ま、普通の流れです。すると、「もっとゆっくり話せばよい」と返されます。

 

んーー、はっきり言ってしまうと、助言になっていませんよね。

「早口を直したい」≒「ゆっくり話したい」という関係にありますので、質問に対する答えとしては不適切です。質問を言い換えただけですし。

 

僕だったらこんな感じで指導します。たとえば、

「口を小さく動かす癖があるようだね。もう少し口を開けるようにしてごらん。」

とか、

「最初に、「はい」とゆっくり言ってみると良いかもよ。あとはそれと同じペースでしゃべるんだ。最初の「はい」だけだったら意識できるよね。」

とか、まぁいろいろある訳です。

 

そうは言っても、個別性の原則というものがありますから、結局、一概には言えず、指導を受ける側をよく観察して、その人に合った処方をすることになります。その辺は仕方がない。

 

 

指導というのは、こういった具体的に行動を変えるものでなければならないと考えています。

先の例でいえば、「早口」というのは、問題点であって、指導者はそれを解決するための具体的手段を提示できていません。「早口」になっている原因は何なのか、その原因からくる諸課題を解決するために必要なことは何なのか考えられて初めて、適切な指導が可能になるのです。

 

最近、問題点を指摘することが指導だと考えている人が多いように感じます。それが無駄だとは言いません。問題点が分からなければ、何をどうすればよいか、そもそも考えることすら不可能だからです。

 

しかし、本当に大切なのは、「表出している問題点」の裏にある、「問題点が表出する原因」を探ることです。

これを読んで共感してくださった方は是非、「問題が生じる原因は何か、その原因を取り除くための具体的手段は何か」を考えるようにして頂きたいと思います。

 

 

余談です。

同じ場で僕は、「君は姿勢が良いね、みんなに教えてあげてよ」とも言われました。

姿勢が良いのは、スポーツに取り組んできてボディーコントロールの方法を知っている僕にとって、当然のことです。1人1人、個別に指導することも可能です。

 

しかし、指導能力は僕の専門性に関わるもので、それを無料で教えろと言われても、ちょっとなぁ、と思ってしまいます。

弁護士の人に、タダで法律相談しようなんて虫のよい話はないですよね。それと同様に、スポーツコーチングを専門にやってきた僕に、業者の人が、完全なボランティアとして教えろというのは、ちょっとおかしいのではないかと思います。

実際にスポーツ指導で謝礼をもらっていた経験もあることを考えると、僕も一応、セミプロくらいのレベルではありますし。

 

きっと、姿勢の指導なんかに専門性はないと思っているのでしょうね。

その場にいた指導者は、「丹田に力を入れて、上から引っ張られるようなイメージで」と、音楽の教科書にでも書いてあるような平凡な内容を、個別性の原則を無視して堂々と言っていました。

「んで、どうやったら丹田に力が入るの?」って感じです。前半の内容とかぶるので、この辺にしておきます。

座位姿勢を良く(見た目的に)するための方法について、もしも知りたい方がいるようであれば、後日またエントリ書きます。

 

 

これらから何が言いたいかというと、「指導って難しいよね」ってこと(本当にこれが言いたかったのか!?)。結構な専門性が要ります。誰でも簡単に指導ができると思ったら大間違いです。問題の処方を提示するまできちんとできる人は、非常に少ないです。

んー、「コーチング」という言葉だけは流行ってるんだけど、全然実態が伴っていない今日この頃に、危機感を覚えます。

 

頑張れ、ニッポン。

 

 

これでもか、というくらいに更新が滞っております。

ついでに言ってしまうと、あと1か月くらいは滞りがちになる予定です。

 

気長にお待ちいただけると幸いです。