ざしわらの家

日々思ったことを書き連ねる雑記ブログ。元ニート。

ニートという生き方は、結構辛い。 ~SBRC2を終えて、もっと考えてみる~

昨日のエントリを、ちきりんさんのブログで紹介して頂きました。

そういうことになるんだったら、もっと丁寧に書いておけばよかったと若干後悔しています。とは言いつつ、たくさんの方に読んでもらえたということで、とても嬉しかったです。

 

ちなみにこちらがソーシャルブックリーディングに参加するきっかけになったちきりんさんのご著書 ↓

未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる

未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる

 

昨日のエントリで、未来の働き方についてもう少し考えてみたいと思うとか書いてしまったので、もう少し考えてみます。働き方というよりも生き方になってしまいますが、どうかご勘弁を。

 

とりあえず今日は、僕自身が今経験しているニートという立場から、思うところを書いてみます。

 

 

ニート。

教育も受けず、働いておらず、かつ働こうともしない人の総称です。

僕の場合、就職活動をしていたので、実はニートではなくフリーターと言った方が正確です。しかし「最近は僕フリーターです」と言った方が、周囲からはより深刻に受け取られることも多いので、笑いながら「ニートだよ!」と言っていました。

そんなわけで、とりあえずこのブログの中では、僕はニートということで通します。その内実はフリーターだと思って下さって構いません。

 

ニートということで、特にすべきこと、やらなければならないことはありません。共生がないという点では、自由な生活だとも言えるでしょう。

 

 

お金さえあれば、働くのなんか辞めてニートみたいな生活がしたい、という人を見かけることがありますが、これはニートの大先輩phaさんがおっしゃる通り、向き不向きがあると思います。

僕はおそらく不向きです。何もしていないという事実を目の前にすると、不安で仕方がなくなるんです。ここには自由を満喫している喜びや楽しみなんてありません。先の見えない感じが怖いと思いました。

 

そんなのお金さえあれば何ともないのでは、と思われるかもしれません。僕も最初はそう考えました。お金さえあれば、きっと自由なのに、楽しいのに、と。

 

でもそこで、じゃあいくらあったら不安ではなくなるんだろう?とあらためて考えてみると、具体的な数字はなかなか出てきません。1億円くらいあったらそれはある程度安心なのでしょうが。

しかし、現実に1億円の貯金がある生活なんてなかなか考えられず、仮に2000~3000万円貯めたところで、先のことが不安で、楽しいニート生活なんて送れないでしょう。

これは個人の性格が深く関係しているとは思いますが、少なくとも小金持ちくらいでは、僕はこの生活を楽しくは送れないと思いました。だって不安だから。

 

 

僕は既に、何にもしないような生き方を一度経験しました。んで、もうこういう生活を送りたいとは思いません。不安だから。

今は、海外旅行の計画やプチ留学の計画を立てたいと思っていますが、生来の貧乏性のため、なかなか思い切ってお金を使えません。きっと就職まで、もったいないと思ってしまって、それほど多くのお金を使えないでしょう。

 

僕は昨日のエントリでも書いたように、いろんな世界を見てみたいと思っています。仕事なんて楽しいことは殆どないし、仕事に楽しさとか求めるなんて、なんてガキンチョな発想なんだ、と言われるかもしれません。まあ実際、そうなんでしょう。

それでも、やっぱり僕は働くっていう経験もしてみたいと思っています。働くことに不安はありますが、それでも働く世界も覗いてみたい。

 

それで、ニートの生活と働いてる生活を比較してみたいです。

ニートは時間はあるけど、お金がない。働けばお金はもらえるけど、時間がない。自分はどっちが良いのかは、経験して感じ取るのが一番手っ取り早いでしょう。

もしかしたら、バリバリ働いて、お金を得ること自体が楽しくなっちゃうかもしれません。お金はそんなに要らないけど、自分の趣味を仕事にしたいとか、家族と一緒に過ごす時間をもっと増やしたいとか。

 

 

ニートって、結構辛かったです。

時間はありますが、心にゆとりがありません。世間の目も冷たいです。友人と話すときに、ネタに困ります(思い出話以外、話せることがない。相手もこっちに気を遣ってしまう。)。

主夫活動は苦にならないし、まあ割と楽しいんですが、それだけだと物足りなく感じてしまいました。何かもっと違った刺激がほしいと感じました。

そんな訳で、今年のニート生活を終えたら、しばらくは違う人生を歩みたいと思ってます。もちろん、今は今で、出来る限り楽しむ努力をしたいと思ってますが。

 

 

 

未来の僕は、どういう生き方を望んでいるんだろう?