就活開始!内定したての先輩の話を鵜呑みにしてはいけないよ。
12月になり、大学生の就職活動がスタートしました。
自己分析に始まり、企業説明会やOB訪問、果ては先輩たちが作った就活勉強会への参加など、これからの半年間は就活イベントが満載でしょう。
就活なんて運ゲーとか恋愛なんだから、結局は相性とか運命とか言われます。しかし、そうは言っても自分が希望する会社に就職したいですよね。運を引き寄せたいし、相思相愛になりたいものです。実際、僕も相当あがきました。
今日は、就職活動を開始するうえで注意すべきことについて書いてみます。
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それは、
「内定をもらったばかりの先輩の話を鵜呑みにしてはいけない」
ということ。
今年、僕は内定者として去年とは違う立場から就職活動に携わっています。
他の内定者と一緒に懇談会等を開いて、これから採用選考に挑む学生に情報を提供し、少しでも役に立とうと奮闘中です。その中で、内定者の話は不正確であったりいい加減であることが多いことに気づきました。
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これは何も意図的に情報をねじ曲げようとしているわけではありません。
先輩方もまだ内定をもらって数ヶ月。まだまだ有頂天気分な場合があるんです(これからさんざん働かされるのに!)。するとどういうことが起こるでしょう?
「○○さんなら大丈夫だよ!うちなんてすんなり通るさ。」
「俺でさえ通ったんだから、なんとかなるよ!」
自分はなんとかなったんだぜ!いいだろ!的な若干上から目線付きのありがたい言葉を頂けます。
もちろん、なかにはすごく優秀な学生もいて、本心から「すんなりいくよ」みたいなことを行っている場合もありますが、大抵は自分の自慢話がしたいだけではないかと思ってしまいます。
さらに、
「就活の勉強なんて適当で大丈夫だよ。誰でも通るから!」
「面接?ありのままの自分を出せば良いんだから、ふらっと行けば良いんだよ。」
これは話を盛ってる、というか自分を格好よく見せようとして言っている場合です。
自分は必死こいて勉強して、自己分析から面接練習まで徹底してやりこもうとしたのに、内定をもらった途端に必死になっている自分が恥ずかしくなってしまう人がいます。そういう人は、就活なんて余裕だった(=俺って優秀だろ?)アピールをしたいだけのことがあります。照れ隠しとも言えるかもしれないですね。
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別に先輩たちも悪気があるわけではありません。むしろ後輩の役に立ちたいと思っている場合が多いと思います。でも、だからこそ、よく注意して欲しいんです。
就活開始にあたって、先輩の言うことを鵜呑みにしてはいけません。
単なる自慢話や照れ隠しの場合があるからです。上で挙げた例は分かりやすいものですが、だいたい本当でちょっとだけ盛っているような分かりにくい場合もあります。よくよく気をつけて下さい。
大切なのは、何が自分に必要な正しい情報で、何が怪しい情報なのか見極めることです。就活は、情報戦みたいな部分があると思ってます。自分に必要な有益な情報をどれだけ集められるかで、結果は大きく変わりうるものです。
なんだか「自分のアタマで考えよう」みたいな展開になってますね……。
就活に挑む方々のご多幸をお祈りします。
就活は終わったけど、僕もまだまだ頑張らないとね。