恋人と過ごすだけがクリスマスじゃない!
皆さん、クリスマスはどのように過ごされていますか?
明日はクリスマスイヴ。若人(の中でもリア充!)は恋人と、結婚していれば奥さんと、子供がいれば家族みんなで過ごすのでしょう。
そう、クリスマスといえば、誰かと一緒にしっとり過ごすというのが定番です。素敵ですよね。でも、そうでない過ごし方も、悪くはないですよ。
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小学生の頃のことです。
担任の先生の公開授業だかなんだかで、受け持たれた僕のクラスの児童は、クリスマスイヴの日に、創作ダンスを踊らなければならなければならなくなりました。
現在ではなかなか考えにくいことですが、当時は先生の一存で放課後まで残され、おそらく12月に入ってからは毎日のように居残り練習させられました。それがもう嫌で嫌で。
もともとは音楽の授業が嫌いだったのですが、そこからなぜか音楽的なものすべてを嫌いになってしまった僕は、ダンスなんて踊りたくありませんでした。リズム感がなかったし、人前で踊るだなんて恥ずかしくて。しかも先生は気合が入ってるから、イメージと違うと怒りますし。
結構スパルタ的でした。別に僕たちがいい加減にやってたわけじゃないんですよ!
そして公開授業当日。
クラスのみんなは口々に不満。なんでよりによってクリスマスの日に、人前でダンスなんて踊らなけりゃならんのだ……、そんなことを言い合ってたと記憶しています。
本番では、スパルタ練習の甲斐あって練習通りの出来。先生もご満悦でした。
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小学校を卒業してから既に10年以上。
あんなに嫌がっていたダンスイベントが、今では何故か強く心に残っています。楽しかったとは言い難いし、イベントで成功したからといって、何があったわけでもありません。人間、過去の記憶を美化しがちですが、それだけでもないような気がしています。
僕は、なんとなく幸せなことよりも、程よく辛いことのほうが記憶に残りやすいと思います(辛すぎるのはダメ。てか記憶に残したくない。)。幸せなときに比べて、辛いときの方がいろいろなことを考えるからでしょうか。
幸せは浸れば良いけど、辛さからは逃れようと頑張ります。頑張る過程で様々なことを考えるので、それが記憶に残るのかもしれません。
そして、程よい辛さなので、消し去りたいような記憶にはなりません。むしろ「よく頑張ったなー、俺。」的に回顧できる記憶となっていきます。
最近は友人とゆったり過ごすことが多いクリスマス(彼女……汗)。それはそれで良いものですが、またあんなクリスマスを過ごしてみたいものです。
※HBPJへの参加エントリです。
※ちなみに、創作ダンスで使用した曲はワムの「ラストクリスマス」でした。