「現役ヤクザが解説」を読んだ後に「セメント樽の中の手紙」を読んでみた
先日、こんな記事を読んだ。
現役ヤクザが解説「死体処理、ドラム缶詰めは素人の仕事」 | 日刊SPA!
コンクリートの中に溶かして完全犯罪とか、本当に怖いです……とか思いながら、葉山嘉樹の「セメント樽の中の手紙」を読んでみる。ちなみに、この本はkindleで無料なので、読んでみることをお勧めします。多分10分くらいで読み切れる。日本文学史を勉強する中でタイトルと「愛人がセメントの中に溶けてしまった女性の悲哀の手紙についての物語」みたいなことだけ知っていましたが、実際に読んでみると、なんとなく印象が変わります。あまり書くとネタバレになるので、あとはご自分でお読みください。
どうでもいい話だが、この「素人の仕事」っていうのはよく分かる気がする。ドラム缶づめとか、いかにもじゃん。僕の場合、小さいころから、ニュースで殺人事件の遺体発見を知るたびに、「どうして絶対に見つからないようにしないんだろう?」と思っていました。
何かに包んで隠すとか、見つかった場合の怪しさ満点だし、バラバラにしたくらいではそれがヒトだったって分かってしまうよね。そう考えると、溶かして(殆ど液体に近い状態にして)海に流すとか、もしくは誰か・何かが食べてしまうというのが最もばれにくいのでは?なんて思ってました(もちろん、そんなことする気は毛頭ないですよ。恐ろしい)。その意味で、このエントリで解説されているコンクリートに溶かすっていうのも、発想としては似てますよね。多分、大昔から似たような方法はあったんだと思う。「セメント樽の中の手紙」をその手の人が読んだら、すぐに思いつきそうですし。
っていうか、僕のような腐れガキが思いつくくらいなんだから、プロとして(?)そういうことをしている方は、それ以上に巧妙な方法を考えないとまずいですよね。あっという間にお縄になってしまうことでしょう。今回は溶かす系が紹介されてましたけど、きっとまだ紹介できないような未知の方法があるに違いありません。
しかしまあ、人間っていくらでも残酷になれるんですね。自分がそうならないように、そうされないように気を付けたいものです(どうやって??)。