体育学部の実技試験をご紹介／受験にあたって気を付けるべきこと

こんばんは。
国公立大学の二次試験ですね。僕も二次試験で三段跳しましたよ。極寒のこの季節、外で実技試験は大変ですよね。しかも人生かかってるから本気モードで頑張るし。あれ？昔、部のブログで似たようなこと書いたかもしれない……。

今日は、体育学部の入試について、入試のための準備を中心に、僕が通っていた大学を例に紹介してみます。多くの人は体育学部の入試がどのようなものか知らない……ですよね。

まず、国立大学の体育学部の場合、その多くは、センター試験の受験を必要とするはずです。ですので、センター試験まではしっかりと勉強しなければなりません。難しいのは、二次試験で実技が課されるので、勉強と実技の準備でどのようにバランスを取るか、ということです。

僕の場合は、勉強の方はあまり心配が要らない感じでしたので、実技の準備を重点的に頑張りました。実技と言っても、自分の専門（普通は部活で頑張ってきた種目）に加え、他の種目についても試験が課されます。

これを僕の場合に当てはめると、専門の陸上競技（三段跳）、バレーボール、バドミントンと、３種目受験しました。プラスで小論文もありましたが。

僕は昔から運動が苦手で、陸上競技以外は全くと言ってよいほど出来ませんでした。そのため、インターハイが終わってからというもの、毎朝バレーボールを触るようにして、サーブやトスの練習をしました。センター試験の終了後は、バレーボール部にお願いして、練習に参加させてもらっていました。バドミントンについては、風の影響を受けやすい種目であることがから、外で一人で練習できないこともあり、センター試験終了後に本格的な練習を始めました。

この実技の練習が意外と大変です。特に困ったのは、周囲の理解が得られにくいことです。僕は田舎の進学校に通っていたため、同級生は殆ど運動しないですし、運動していると変な目で見られます。これは先生たちも同様で、体育学部を受験しようとする生徒の指導方法を知らないのではないかと思われました。

そのため、必要以上にセンター試験重視の指導をしたがったり、センター終了後も小論文の指導に終始したりします。これには正直参りました。実技の練習を十分にできません。

これについては、変に先生と争っても自分にメリットはありませんので、学校が終わってからの時間に自分で準備するしかない、というくらいの覚悟が必要です。

そして実技試験を受けるうえで重要なのは、情報収集です。おそらく、どの学校の入試要項にも、単に「バスケットボール」みたいな感じで書かれていますよね。これだと具体的に何をさせられるのか分かりません。シュートか、ドリブルか、それともゲームでの動きなのか、といったことは、あらかじめ知っておく必要があります。

実際、そういった実技指導を専門に行っている予備校もあるくらいですから、受験用に特化した実技練習をしてくる学生も数多く存在します。

予備校に通える都会の学生、金銭的余裕のある学生はそこに頼れば良いと思いますが、そうでない学生も少なからずいるはずです。予備校生に差をつけられないためには、事前に何が課されるのか調べ、それに基づいて準備することが大切です。

専門試験については、何とも言えません。あらかじめ高校時代の実績を申請させられることが多く、その申請が何らかの影響を及ぼすことは想像に難くありません。もちろん、当日に行われる実技試験で抜群のパフォーマンスを発揮できれば、それで問題ないのですが。

当日は寒いですので、怪我をしないように気を付けましょうね。

折角ですので、バレーとバドミントンについて、当時本番で課されたものを載せておきます。

＜バレーボール＞

①大学生とのトス、レシーブの返しあい（パススキル的な？）

②近距離でのレシーブ（大学生が軽くスパイク風で打ってくれる）

③サーブテスト（何本きちんと入るか）

④立五段跳

⑤垂直跳

＜バドミントン＞

①床からの羽根拾い

②大学生が軽く上げてくれたものを空中ですくう。クイって感じで。

③フットワークテスト（指で左右前後などを指示され、そこに動いて打つマネ）

④大学生とゲーム（みんな一点も取れないのが普通。点を取れたらマジですごい）

⑤ハイクリアとかの打ち合いもあったかな……？？

僕はバレーボールは頑張ってもあまり上手くなりませんでしたが、最低限は出来たと思っています。それに立五段跳や垂直跳で稼ぎました。

バドミントンは大学生にぼこぼこにされて凹みました。大学生のスマッシュとかもはや見えないし。

どうでしょうか？少しはイメージできたでしょうか？
今日はどこも実技試験本番か……みんな練習の成果が出ますように。