決断②。~誰も責任なんてとってくれないのだから~
こんばんは。
昨日、決断の話について書きましたが、関連してもう一つ。
学校生活を送る中で、先生方のこんなセリフ聞いたことありませんか?
「あくまで俺の言うことを聞かないなら、責任はとれないからな!!」
僕は結構聞いてきた気がするんですけど、どうでしょう?んでもって、これを聞くたびに、「何言ってるんだろー、この人」と感じていました。
いやー、確かに生徒よりも人生経験が豊富な先生方ですから、正しいことを言っている場合も多い(かもしれない)のは分かりますよ。
だから、言わんとすることは、「俺の言うこと聞いとけよ、どうせガキの判断なんてあてにならんのだから」とかそういうことですよね?
まあまあ、百歩譲って、それも妥当ということにしときましょう。一応、彼らは教育のプロですからね。
しかしですよ、彼らが何らかの責任を取ったことってありますかね?
絶対に大丈夫という言葉を信じて、受験勉強を先生方のアドバイスに従って一生懸命に頑張り、それでも大学に不合格になってしまう人もいるわけです。また、コーチの助言に従って技術改造を行って、それでかえって記録が低下してしまう選手も居る訳です。……念のために申し上げますが、僕のことではありません。
先生方は全知全能の神様ではありません。その判断が正しいこともあれば、間違っていることもあるんです。ことに人間に対してのアドバイスであれば、個別性の原則を無視できない訳ですから、余計に難しくなります。画一的なアドバイスはできないはずなのです。しかしそれらをきちんと把握したうえで指導している先生は、必ずしも多くはありません。
その結果、望ましい結果を得られないケースが出てくるのです。しかも相当数。
このような残念な結果になってしまった場合に、先生たちは何をしてくれたでしょう?切腹でもしてくれました?大体は、「残念だったな。」とか、良くて「俺の指導力不足だった、ごめんな」という言葉をかけるだけです。
自分たちが普段言う「責任」なんて言葉はすっかり忘れ去って、お涙頂戴の対応をする訳です。これが、彼らの言う「責任を取る」ということなのでしょうか?
ちょっと非難がましい感じになってしまいましたね。しかし別に、先生方を非難したいわけではありません(非難されるべき先生もいると思いますが)。先ほども書きましたが、先生は神様ではありませんし、何から何まで彼らの責任に帰すのも不当な感じがします。先生方だったって、普通は善意でアドバイスしていますし。
結局、責任を取るなんて出来っこないんです。
進学、就職、結婚、転職、出産、離職……人生の岐路となるようなイベントは、たくさんあります。僕は最近、人生の岐路で、自分で道を選ぶからこその人生だと思うようになりました。
自分の人生に責任をとれるのは、自分しかいません。いざとなったら、誰も助けてくれないと思った方が良い。だからこそ、自分で決めることが大切なんです。
自分で決めることによって、周りの人から非難を浴びるかもしれません。結局思うようにいかないかもしれません。
それでも、自分で決めた方が、自分の人生を歩んでいるという実感を得ることができるのではないでしょうか?他人のアドバイスに嫌々したがって失敗した場合よりも、後悔は少なくて済むと思います。
自分で決めることは、勇気がいりますし、苦しいものです。
難しいことは分かっていても、それでも、自分で決められる人間になりたいものです。