6月といえば「日本選手権」……そして引退の季節
なにやら忙しく(ニートのはずなのに!)、ブログ更新が滞っている今日この頃。
しかしHBPJには参加し続けたいと思い、なんとか重い腰を上げる。
うむ……テーマは「6月」ですか。さてさて、何を書こう?
陸上競技で6月といえば、日本選手権の月ですな。しかし僕は参加できるレベルに非ず。日本選手権を特集してもつまらないので書きません。
とか言いつつ……
今日から明後日までの3日間、東京の味の素スタジアムにて、世界陸上の代表をかけてトップアスリートが戦います。頑張れ、先輩・同期・後輩たち!
時間のある方は是非会場に足を運んでみてください。また、明日明後日は夕方からテレビでも放送されます。同じく、時間のある方は是非ご観戦ください。
↑ 結局書いてる
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日本選手権の話を若干してしまいました。
日本選手権は、言うまでもなく国内最高の試合です。この試合で勝つことを目標に、そして世界大会の切符を得ることを目標に、選手は日々トレーニングに励んでいます。
この試合の結果いかんで、競技を続けられるか、辞めなければならないか、という方もいます。特に実業団選手の場合、企業との契約の関係で、何としても一定以上の成果を出す必要があります。厳しい世界です。
ですから、毎年この試合を最後に引退する方がいます。
そう、トップ選手にとって、6月は「引退」の月です(ちなみにもう一つの引退者が多い月は10月。国体終了後に引退というパターンも多いです)。
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僕の先輩にも、同期にも、後輩にも、6月に引退した人が沢山います。
数年前までは全日本インカレも6月開催でしたので、大学生の多くも6月に引退する状況でした。梅雨のしとしと降る雨を見る度に、引退した知人らのことを思い出し、一抹の寂しさに襲われます。
ときに自分の限界に気付き、ときに経済的な理由から競技を断念します。
もちろん、入賞などを機に、一つの到達点として気持ちよく引退する選手もいます。
引退の理由は選手それぞれです。
しかし、多くの選手にとって、少なくとも十数年を捧げたものに別れを告げるという事実は変わりません。大きな大きな、人生の区切りです。
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日本選手権を見る皆様。
テレビでは、優勝者のみに光が当たり、他の選手は優勝者を引き立てているだけに見えるかもしれません。
しかし、敗けてしまった選手も、そこに至るまでの過程で、血の滲むような努力という言葉が誇張でないほどの努力をしています。朝から寝るまで、まさに一日中陸上競技のことを考えて生活を送ってきたはずです。僕には、身近にそんな選手がたくさんいたので、確信を持って言えます。
どうか、彼らのレース、試技にも、温かい目を向けて下さい。
彼らの人生に思いを馳せてみてください。
スポーツって、本当にはかないものだと思います。
勝負では強いものが勝ち、弱いものが負けます。運も実力の内です。
そんなことは百も承知しているのに、敗者にカタルシスを感じてしまうのはなぜでしょう……?
せめて、皆が実力を発揮できますように。
※土日執筆ということで、若干フライングですが、お許しください。。。