ざしわらの家

日々思ったことを書き連ねる雑記ブログ。元ニート。

なぜ教育によって基礎学力を確保することは大切なのか?

どうも。今日は教育について書いてみます。

まあなんというか、教育って何で大切なんだろうとか、割と考えるときがあると思うんです。でも何となく考え出しても結局、「よく分からないからまあいいや」みたいな感じになってしまい、考えることを放棄してしまいます。僕が根性なしなだけだと思いますが。

でもまあ、こうやってブログとかに書いてみれば、自分が本当はどう考えているのか無理やり掘り起こせるんじゃないかと思ったので、「よし、いっちょやってみるか」的に書いてみます。

 

 

より多くの人が最低限の学力やらなんやらを確保して、人生をより豊かにできるようにすることって大切。

基礎学力が高ければ人生を豊かに送れるのか?学力だけが人生に役立つわけではないんじゃない?と思われるかもしれません。僕も別に学力さえ確保できれば良いとは思っていません。

ただ、日本の現状を見る限り、学力が高くなければ大学進学や就職の際に選択肢が狭まってしまうことは確かだと思います。人が生きていくうえで、選択肢は多ければ多いほど良いというのが僕の考えです。だから選択肢を確保するために基礎学力は重要だと思うんです。

 

じゃあ、大学に進学できたり、就職でホワイトカラー的な仕事に就いたりできたら、それで人間は幸せになれるのか?と、またまた疑問が湧いてきます。

正直、僕には分かりません。大学に進学していなくても立派な方はたくさんいますし、偏差値の高い大学を卒業して望んでいた会社に就職しても、実はブラック企業だったという悲しい感じになってしまう人だっています。

そうは言っても、全体としてみれば、とりあえず大学に進学したいとか、いわゆる大企業に就職したいと考えている人が多いように思います。しかしこういった希望があったとしても、小中学校等で基礎学力を高めておかなければ、気付いた時にはこういった選択が出来なくなってしまいます。

 

「そんなのは子供のころに努力しなかった奴の自己責任!」という話もあります。

でもこれらは必ずしも子供個人の選択とは言えないときもあるはずです。人間、親や周囲の環境などの影響を大きく受けて成長していきますし、それらの環境が性格や潜在意識にまで影響を及ぼすと考えられるからです。

 

環境の中でも特に、「文化資本」が重要なものだというのは、結構前から言われてるそうで、僕もその考えに共感しています。親が本を読む人だったら、子どもも本を読むようになる可能性が高まりそうですし、同じように英語を話せる親を持っていたら、「そういうものなんだなぁ」と子どもだって考えそうなものです。

 

僕は両親に「勉強なんてしなくても良いよ」といわれて育ったので、恥ずかしながら大学に入るまで勉強したことがありませんでした。大学に入って、いろんな人と知り合う中で「これじゃダメだ!」と思うようになって初めて勉強の大切さを知ったと言ってもよいくらいです。

それまで勉強の大切さに気付かなかった僕がアホであることは確かですが、気付きにくい環境にいたということもまた確かなのではないかと思います。

僕が体育学部に進んだのも、なんだかんだ言って親がスポーツ一筋の人間だったことが大きいように思います。まあこれはこれで、親のお蔭で選択肢が生まれたとも言えますが……。

 

ちょっと脱線してしまいましたが、言いたいのは、それだけ周囲の環境の影響って大きいということです。そして、生まれついた場所によって、環境の大まかな部分は決まってしまうし、それは子ども個人の力では変えにくいものです。

 

 

だからこそ、公教育って重要だと思うんです。

生まれついた環境によって、選択の余地なく人生を歩まなければならないなんてことにならないように、また、どんな場所に生まれついても、世の中にはいろんな人生のキャリアパスがあるということを知り、その中で個々人が望む選択肢をとれるようにすることは、僕はすごく大切なことだと思ってます。

 

近代になって、いろんな選択肢から自分が望むものを選ぶことこそ、人類が求めてきた「自由」なんじゃないでしょうか? 

そして、自由に選択できる人生を手に入れるためには、個人の力を高めることがどうしても必要になります。現状、基礎学力を高めることが最も多くの選択肢を与えることになるのではないでしょうか。

 

そして、基礎学力の向上を担うのが公教育です。

公教育は誰もが受けられるものです。ここで教育を施すことにより、個人の能力を向上させることの大切さは強調してもし過ぎることはないように思います。

人間を自由にする、より多くの選択肢を与える教育が日本に根付くとよいなぁ、と思う今日この頃です。 

 

 

※教育には学力以外の面、情操教育やら体力向上やらいろんな役割があるとは思いますが、とりあえず今回は学力的な面にスポットを当ててみました。