いよいよ試合シーズン!身体を春モードにしよう!!
BIGでLIKEなHBPJ参加記事です。
第1回のお題は「春」。そんなわけで僕なりに「春」について書きます。
春といえば、出会いと別れ、卒業と入学の季節です!
……と春を語りたいところですが、確か前に書いたと思うので、違う系でいきます。
テーマは、「身体を春モードにする」……です。
昨日は久々も久々、去年の8月以来で陸上競技の試合に出場してきました。
種目は三段跳です。あの有名な「ホップ、ステップ、ジャンプ」ってやつですよ。
まあそんなわけで、期待と不安が入り混じった、でも結構ワクワクした気持ちで試合会場までGO。
しかし……寒い。なんか雨降りだしそうだし。
風もスタート一では向かいで、踏切あたりで追いという謎な感じ。一般的に言って記録が出ない状況です。それどころか、寒すぎて怪我のリスクが高い。
そんな状況で試合に出る必要があるのか?何の意味があるのか?と考える人も多いでしょう。
そんな状況であるにもかかわらず、私が試合に出た理由は、「身体を春モードにするため」でした。
陸上競技では、大体4月にシーズンインし、5月中旬から6月にかけて重要な試合が組まれています。その中で自分の目指す試合で良いパフォーマンスを発揮できるように、逆算してトレーニングを組んでいます。
選手の多く(除,北海道東北)は、3月中旬から、短い距離のスプリントなどを取り入れることにより、スピード練習を増加させ、身体をキレのある春仕様にしようとします。4月に入ると、そのキレを出す作業も最終段階に入ります。
そして、その最終段階に、仕上げとしての競技会出場があるのです。
確かに、3月から4月頭までのスピード練習で、ある程度のキレを出すことは可能です。
そうは言っても、やはり練習は練習で、試合ほどの緊張感を持つことは出来ません。なんだかんだで、そこまで温かくはありませんから、ロングTシャツとロングタイツみたいな恰好で練習している選手が多いでしょう。このように、この時期の練習ではユニフォームを着ることは少ないですし、長い距離の助走を使うことも滅多にありません。
長い助走を使うと、スピードが出すぎて、きちんと踏み切れない可能性が高くなるからです。これが夏であれば普通に長助走を使うのですが、春の段階では高いスピードを利用した技術練習が不十分なので、身体をイメージ通りに動かせないのです。
そんな状況も、どこかで打開しなければなりません。
その手段として、試合を用いるんです。試合であれば、それなりに緊張感もあるので、思った以上のスピードが出ますし、自然とどうにかして踏み切ってやろうという気持ちになります。
試合で長助走(全助走)の跳躍を行うことにより、高いスピード、踏切技術、そしてそこで必然的に加えられる跳躍負荷を、同時に体感できます。
このような高い負荷を加えなければ、試合シーズンにふさわしい、望ましい競技的状態を得ることは難しいものです。逆に、このような高い負荷を強制的に自分に与えることにより、無理やり競技的状態を実現することが可能になります。身体が試合間隔を思い出し、春モードになるんです。
春です。
桜の春、出会いと別れの春、そしてスポーツの春です。
いよいよ競技者はシーズンインです。
身体を目覚めさせ、最高の状態で狙った試合に臨みましょう。
ではでは。
※ちなみに、予想通り、試合は散々な結果でした。次、頑張ります。